2019.11.13 Wednesday

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2019-02-19 23:23:00

小学生の現場で、KBAが重視している事。

スキャモンの発育曲線.jpg

当団体の小学生チームでは、"小学生時の競技力向上を重視しません"

正確にいうと、中学生高校生大人と、小学校を卒業した後の競技力向上に焦点を当てており、小学生期にはその財産を構築する事を重視しています。

 

 

皆さん、ゴールデンエイジという言葉を聞いた事がありますか?

 

ゴールデンエイジは、"一生に一度しか訪れないチャンス"です。

 

写真を見て下さい。

これは、スキャモンの発育曲線と言いまして、人の成長・発達の図です。

神経のところを見て頂くと分かるかと思いますが、人は56歳で80%まで神経の発達が進み、12歳になる頃に100%に達します。

この100%になる直前の期間を、【ゴールデンエイジ】といいます。

 

誰でもこの年齢になれば、その人の100%に達します。

つまるところ10歳の時点で、その人の運動神経・競技力の上限が決まります。

 

この運動神経というのは、じっとしていても身に付きません。

神経系のトレーニングが必要です。

ずっと寝ていた赤ちゃんが起き上がり、ハイハイをし、立ち上がりそのようにして出来ない事を繰り返し、出来てる様にしていく過程が神経系トレーニングなのです。

*道具を扱う技術練習とは異なります。筋肉をうまく動かし、身体をコントロールする技術練習です。筋肉をどの様に動かすか、その信号を送る回路が運動神経です。

 

余談ですが、小さい子どもに「走ると転ぶから走っちゃダメよ」と声をかけたりする場面を見かけますが、これはまさに神経の発達を阻害しています。

もちろん転ぶと危険な場所にいる場合は、止めるべきなのは言うまでもありませんが。

 

 

KBAミニには、小学校低学年も多く集まっております。

まさに神経系が発達している真っ最中です。

この時期を、プレ・ゴールデンエイジと言います。

この頃の子どもというのは、良く言えば好奇心旺盛と言われ、色々な事に興味を持ちます。

また、悪く言えば集中力散漫ともいえ、少しやるとすぐ別の事に気が行ってしまったりします。

これは、多様な刺激を求めての本能的な行動とも言えるのです。

この頃の運動や刺激が、後の高学年になった頃、【ゴールデンエイジ】に大きく関わってきます。

 

高学年になりますと、神経系の発達が完成する目前となり、身体の形態も安定してきます。

つまり、動作習得がし易い時期です。

その上、まだ脳と神経も刺激を吸収する柔らかさを残しております。

身体的にも、神経的にも、動作の習得が最もし易い時期です。

これこそが、一生に一度訪れるチャンスの時期、【ゴールデンエイジ】です。

 

この【ゴールデンエイジ】に対しては、真っ只中の参加者への指導ももちろん重要ですが・・・この時期の前の参加者も。この時期が過ぎた参加者も、それぞれに合った適切な運動・動作習得の段階が重要です。

 

KBAミニの現場にて、スポーツトレーナーによる練習メニューの作成を行っている理由の大きな一つは、ここにあります。

 

これからも練習風景について記事を書いていきますので、少しこの【ゴールデンエイジに対して】どういったメニューなのかと、目を向けて頂けたらと思います。

 

 

 

KBA代表 天野由一

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